代表取締役 加藤 久子 Hisako Kato
◇ 生い立ちと未来の目標
・食品を扱っていた家業の栄枯盛衰と母の苦難
実家は京都の商店街で砂糖の製造・販売の会社を経営していました。
両親は毎日、加工工場で働き、幼い私は祖父母と店番。
従業員さんも多く賑やかな毎日でしたが、ある日母が脳溢血で倒れ全身麻酔で7年間寝たきり状態に…
やがて砂糖の価格が暴落し、家業も低迷していきました。
・両親から学んだ生きる姿勢と女性の手作業集団発足
どんな大変なときでも両親は決して愚痴を言わず、明るく一生懸命に生きていました。
そんな両親の力になりたくて、大学卒業後は家業の加工を手伝うようになり、いつしか内職の主婦のネットワークを100名以上束ねるようになりました。
・女性の良さが生きる女性のための職場環境を目指して
両親は他界しましたが、食品を扱う気配りや、丁寧な仕事ぶりはしっかり引き継ぎました。
機械化や自動化が進んでいる昨今、こんな時代だからこそ、女性の繊細な手作業には希少価値があるはず…
そんな特性を活かし、女性が安心して働き、社会貢献できる職場環境を、これからも守っていきます。